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大会を終えて ~レースディレクターより~

2026.02.16

今年も大会まで最も心配していたのは氷だ。

「海は凍ってくれるのか」

関係者の間では合言葉のようにこればかり。もちろん大会準備は各種あるのだが、唯一こればかりは我々でコントロール出来ない。だからこそ、年末あたりからヒヤヒヤしながら、毎日のように現地状況を見守ってきた。

結果、数週前から寒波が訪れてくれて、安全に開催できることに。
普通のマラソン大会ではあり合えない心配事だが、まあこれも海の上のマラソンならではの悩みか。

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当日も早朝から冷えてくれて、なかなかの好条件。
スタート前は日の出直後でかなり寒いのだが、こんな中で着々と準備してくれるボランティアの皆さんに頭が下がる。

そんな皆さんで、アイスマラソン名物の充実したエイドが完成。

通常は、水やスポドリ、軽食が並ぶ程度だが、ここでは温かいものを出したいという事でお湯を沸かしてもらい、お汁粉やココア、甘酒などが提供される。またinゼリーもホットバージョンが作られ、これが選手に好評だ。

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まあ、吹きさらしの海の上で、これをやるのは大変なんだけど、地元パワーの賜物だ。


さらに、地元漁師のグループ「リンク」さんが提供してくれるエイドは、ホタテやアサリ汁など充実。それも自身が取ってきた食材なので相当美味しい。選手によってはこの2軒のエイドを毎周回立ち寄っていく。その気持ちわかるわ~!?

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ちなみにアワードパーティ―の料理も昨年から全面的にリンクさんが担当してくれている。つまり地元の漁師飯が出てくるわけで、美味くないはずがない。「走らなくていいからこのパーティだけは来たい」という不謹慎な参加者がいるくらいだ。

確かにお金を出しても、普通は食べられないこの食事はスタッフも楽しみで、すっかりアイスマラソンの名物になっている。


さて、マラソンの方は、気温はいい感じだが日差しがたっぷり。そのせいで雪面が柔らかくなってしまい、場所によってはかなり深くなってしまった。場所によっても異なり、選手を苦しめる。ところが、昼過ぎになると、一転冷たい風が吹き始め体感温度はぐっと下がる。疲労感のにじむ選手たちも脱いだ上着を着直す。こうした状況の変化がアウトドアスポーツの特徴だし、それにうまく対応できるかどうか。このような能力が問われるのもアイスマラソンの面白いところだ。

結果的には42㎞の完走率は6割を超え、昨年より大幅に向上。全体では8割を超えた。

リピーターの皆さんはもちろん、初参加の皆さんも、様々想定し準備されてきた結果だと思う。前日のトークショーでも話したが、やはりスポーツ、特にアウトドアスポーツにおいては、「正しい知識を持ち、しっかりと準備し、様々な経験を生かして、臨機応変に行動する」ことが大切。事前準備の大切さと、現場の臨機応変さがポイントになる。
まさにそんなことを試されるマラソンとなった。

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さて来年はこの野付湾は凍るのか。気候変動で漁獲物も変わってきているなかで、未来のことは誰にも分からない。だからこそ、自然に遊ばせてもらう我々は、そんな事を考える機会にしていかなければならない。野付半島もあと100年以内に消えてしまうだろうと言われている。まあ地球の表情は常に変化しているので、永遠などないのかもしれないが、人間のエゴでそれを促進させているとするなら、やはり自省すべきだろう。


都会を離れ、あの大きな自然に包まれて遊んでいると、人間が自然をコントロールするなんておごりで、人間は自然の中のほんの一部であるというのを強く感じる。
これは都会では感じることのできない感覚だ。
来年も、神さまが我々にそんな思いをさせてくれることを期待したい!?


開催に甚大なるご協力を頂いたリンクの皆様、ボランティアの皆様に心より感謝します。

そして、参加者の皆様、お疲れ様でした。 野付湾が凍る限り開催するよ~!

本大会の言い出しっぺ
白戸太朗

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